永遠に残る

 

デジタルタトゥーという言葉が使われるようになって久しいですが、昔から似たように考えていた先生がいました。私の小学生の頃から学校が荒れ始め、小学生高学年から中学までいろいろな児童、生徒が多々いました。中学卒業が近づいたとき、先生が「自分は昔は悪かったが、その姿をアルバムには残らないようにまじめな姿で卒業写真を撮った」と言いました。当時、まじめだけが取り柄だった私からすると少しズルいじゃないかとも思いましたが。今のデジタルタトゥーも似たようなものかもしれません。アルバムは卒業生だけしか持っていませんので、まだましといえるかもしれません。でも、ネットの世界に出てしまったものは世界中のお金を集めても消せないですし、永遠に残り世界中の人々がみられるのですから恐ろしいです。少なくとも自分のプライベートな写真や動画などに気を付けたいものです。もっと恐ろしいのは盗撮です。盗撮された動画や写真が世界に出ていけばどれほど被害者の心が傷つけられるのかと想像をするだけで許せない気持ちになります。被害者が被害者となかなか気づけないのも本当に怖いものです。何か根本的な解決策がないものかと心から願うばかりです。