万年筆

もうすぐ卒業、入学、就職と新しい生活が始まる方も多いかと思います。今はわかりませんが、この節目の時に万年筆を贈ったり贈られたりすることがありました。私も例にもれず名前を入れた万年筆を叔父にいただきました。シルバーのボディに小さな赤いバラのような花と葉っぱの模様が入った万年筆です。キャップをあけたところに名前が入っていてうれしかったのを覚えています。阪神大震災の時にその万年筆の上に何かが落ちて、キャップが少しへこみました。たくさんの物が散乱したので何が当たったのかはわかりません。直せる傷なのかもしれませんがそのままにしてあります。

最近はつけペンといってインク壺にペンを入れて使う万年筆が流行っているそうですね。私の万年筆はカートリッジを入れるタイプでいつも青色インクを使っています。初めて使う時に「青色が大人っぽい」と思っていたのです。十分、大人になった今でも青色インクのままです。学生時代はそのペンで日記を書いていたような.....。今は印刷の年賀状に一言添えたり、お礼状を書いたりしています。手帳タイムにはカラフルなペンを使いますが大事な予定や日記的な記録をするときは必ず万年筆を使って書きます。私にとって万年筆は何十年もずっと手元にあって、家の中で日常で使うものとなっています。皆様にもいつもそばにあって使い続けている文房具はありますか？