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春分

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春分の日

春分の日

2023/03/20

 

明日は春分の日ですね。”自然をたたえ、生物をいつくしむ日”と国民の祝日に関する法律(祝日法)に定められています。ですが私たち家族にとっては面倒な一日になります。

春分の日は20日前後と変動しますよね。父は3月20日が誕生日なのですが、戦争の混乱期に子だくさんの家に生まれたとなると、祖母の記憶も、役所への届け出もいい加減だったというのです。父によればその当時、新生児の生存率が低かったから生まれて一日か二日様子を見てから出生届を出す習わしがあったので、本当に誕生した日が一日違うんだというのです。父の兄や姉たちにからかわれて20日とか21日とか春分の日だとかと言われたこともあるのかも知れません。ですが出生届は20日付で出ています。昔父がパスポートを申請するときに戸籍を見ました。誕生日は3月20日と記載されてます。私からすれば、ここまで何十年と20日にお祝いをしてきたのだから20日で良いじゃないかと思ってしまうのですが・・・。毎年20日に誕生日のお祝いをするのですが、父は「今日じゃない」というのです。父に自分が生まれた日の記憶などないはずなのに。それで何度か21日に誕生日のお祝いをしようと家族と父とも話して決めた時もあるのですが、21日にお祝いをすると「誕生日を忘れていただろう?」というのです。高齢になった父の誕生日を祝えるのはあと何回あるでしょうか。先日、祖父母のお墓参りに行ったとき、「父の屁理屈をやめさせてください、ウン十年間 面倒くさいです」とつい墓前でぼやいてしまいました。きっと祖父母もあの世で苦笑いしていることでしょう。今夜は父の好物を持参し、恒例の「今日じゃない」を聞き、父のいることに感謝しようと思います。

 

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